[Home]  [about]  [Game]  [SS]  [blog]  [link
D.C.U(2006年7月15日 執筆)



 見どころ: シナリオ




■ 概要

  自分の都合ですべてプレイするのに1ヶ月以上かかりました。
 前作D.C.は完全なキャラクタ―のゲームでしたが、今回はシナリオに多少重点をおいたゲームに
 なっているように感じます。全体的に完成度は高し。
 寂しさと楽しさが同居したようなつくりです。
 設定を見たときは地雷要素満載でしたが、意外に面白かったです。


■ シナリオ

 全体として前作に比べるとはるかに良くなっています。
 ただ、義之消滅問題の解決を一律でさくらに頼ってしまっているので、個別のシナリオで義之消滅問題
 を解決する事ができず、それが各ヒロインのシナリオの浅さにつながっている気がします。


@ ななかシナリオ (評価:C)

 物語の主人公の位置付けが悪すぎです。
 義之とななかのラブラブ展開をベースにストーリーは進み、そのラブラブ光線が小恋を傷つけ、
 それを見た渉がキレたという構造なので、本質的に傷ついたのは、ななか&義之ではなく小恋と渉。
 つまり、ストーリーの終結たる三角関係の解決は、小恋と渉の内心の決着という帰結である以上、
 最も苦しむのは小恋と渉であり、それを義之&ななかサイドの視点で描くには余程の工夫が必要です。

 それを意識してかどうか、『ゆず』と『他人の心を読める能力』という2つの材料が、ストーリーの
 基本構成に付け加えられていますが、『ゆず』については深い関係を持つのが、ななかのみ、という
 状態なので三角関係ストーリーの主線とはかけ離れており、オンコロを目指さなければならない、
 という都合のためだけに使われた感があります。『他人の心を読める能力』に至っては、ななかだけ
 の内心の問題であり、ななかが小恋を傷つけて苦しんでいるというメインテーマと有機的な関連付け
 がストーリー構成に見えてこないため、全く無駄です。

 シナリオライターがどの程度のボリュームを予定していたかはともかく、

  @病気のゆずを勇気付けて救うために、バンドの4人が協力していく
  A三角関係に内心の決着を付ける
  B他人の心を読める事によって生じる苦しみを愛する2人で克服

 と、箇条書きにすれば分かるように、メインテーマとしての適格があるテーマが実に3つも存在する
 状態なので、これらをまとめるのはかなり困難です。前作のことりシナリオではBだけにテーマを
 絞っているので、表現において薄味ながらも何がしたいかが明確でしたが、本作はBについては
 ストーリー上のオーパーツになっているので論外。
 この点、@のゆずを救おうという目的を、Aの三角関係の決着に使おうという流れは良かったものの、
 前述のとおり、ゆずと深い関係を持つのがななかのみなので、関連性が細いです。

 それを補えるだけの伏線があるかというと、三角関係シナリオにおいて最も描かなければならないで
 あろう、小恋や渉の内心が深く描かれていない状態のまま、エンディングで三角関係解決の結果だけ
 を出されたので、@のバンドの4人が協力していくという部分も、Aの三角関係が解決する過程も
 中途半端です。
 この流れで徹底的に卑怯な手を使うなら、ゆずを小恋の妹にして人間関係自体を複雑化してしまう、
 というのもいいのではないか、と思います。


A 杏シナリオ (評価:D)

 エロシーンはいらん。繰り返す。工口シーンはいらん。

 杏シナリオは、いわゆる忘却シナリオであり、ストーリー展開も義之と杏の関係だけを主軸に据えて
 杏が義之を忘れていく過程を見せる事がメインとなっています。それゆえに2人の間を結ぶ絆として
 2人の約束であったり、プレゼントであったりと『忘れ去っても変わらないもの』というアイテムが
 重要な意味を持つ場合が多く、アイテムを使わないなら2人の心情、特に違和感を細かく描く必要が
 あります。

 さて、忘却シナリオは描き方として『ONE』の澪シナリオでは"約束"、『CLANNAD』の風子シナリオでは
 "木彫りのヒトデ"、というように、2人が絆を取り戻す契機としての不変のアイテムが大きな意味を
 持つわけですが、本シナリオではアイテムに頼らない展開として見るとあまりに表現不足、誕生日
 プレゼントというアイテムに意味を乗せているとしても、アイテムを契機に絆を取り戻しているという
 表現が希薄なのでアイテムを使う意味があまりありません。
 尤も誕生日プレゼントを杏が義之を思い出す契機として使っておきながら、CGなどの絵的な表現
 において、誕生日プレゼントを見せてきていない事から考えて、シナリオライターはこのアイテムに
 ついてそこまで重要視していないような感触を受けます。
 せめて、義之からプレゼントを受け取った杏が『なぜ私は泣いているのか』と自分の流す涙に不思議な
 表情をしている、といったCGを出してくるぐらいしておけば、多少なりとも深みが出てきたと
 思います。私的にこのシナリオを展開させていくなら、杏が義之を忘れないために書いていた日記を
 を使いたいです。杏の記憶から徐々に義之が抜け落ちていき、義之自身も徐々に人から忘れ去られていく、
 残された時間が少ない事を悟った義之は杏の日記の誕生日のページに待ち合わせの約束を書いておく。
 当日その場所に義之は他人を装ったまま、プレゼントを預かっていると言って杏に会う。
 そこでかつて二人が恋人同士だった頃の会話情景を繰り返して、最後に杏が義之の名前を呼ぶ――
 という流れで、特に杏が義之との思い出を鮮明にしていく過程を丁寧に描きたいです。

 杏シナリオにおけるVIPはエロシーンのテキストライター。
 『忘れる』というキーワードが深い意味を持って展開してきた本シナリオにおいて、

 「わすれられないよぉ!あああああああん!」

 と、ヒロインがベッドの上で腰を振りながら絶叫しているわけで…
 『忘れる』と言う事を振り払うような雰囲気を漂わせた会話の流れを持ってきておきながら
 このセリフは地雷です。
 テキストライターに超ハイセンス認定。


B 音姫シナリオ (評価:B)

 マグロのブロックを差し出したらマグロの刺身にして返されたカンジ。
 …いや、おいしいんだけどね。ただそれは素材のうまみであってコックの腕じゃない。

 何を描きたいかが明確であるので材料的には相当いい部類に入るシナリオながらも、
 意識的な演出や表現があまり見られないので、全体的に平坦な印象を受けます。
 主人公の消滅がヒロインの選択にかかり、その葛藤を描く、というストーリー自体は、展開に容赦がなく
 シナリオ的にうまいと感じたところですが、如何せん肝心の音姫の内心描写がかなり伝わりにくいので、
 実質的にあまり葛藤からの開放という感動がありませんでした。

 この点に関してはシナリオ上、音姫が義之に真実を隠すという流れになっているので、主人公の視点では
 音姫の内心が伝わりにくくなっている事が原因だと思います。ただ、そうであったとしても、義之が何らか
 のアクションを起こして問題の解決を図るという展開を採るならば、音姫の持つ葛藤を義之にリダイレクト
 する、つまり、音姫の葛藤を知った義之が何とかしてそれを解決しようと足掻く、という展開もできるので、
 葛藤を持つ主体は違えど描き方次第ではいくらでも面白くできるのでもったいない気がしました。
 
 この部分に関して音姫シナリオでは、『義之が真実に気付く→アクションを起こす』というシーケンスに
 ついて、十分に描けていなかった感じなので『義之が真実に気付く→問題の解決』と直結してしまっている
 印象が否めず、シナリオの持つ最大値を発揮できていないように思います。
 
 一方、『義之が真実に気付く→問題の解決』というシーケンスに続く、義之が忘れ去られていく部分について
 の描き方は良かったと思います。これについては人的描写だけでなく、かつての自分の私物が捨てられている
 とか、ロッカーの名前の部分がマジックで塗りつぶされているとか、そのあたりの物的描写も絡めて表現して
 欲しかったところです。『ONE』ではこの描写が徹底していたので心に来るものがありました。
 
 ラストのシーンでは過去の思い出に情景を重ね合わせるような手法を使ってきていますが、過去の思い出自体
 があまり深い意味を持っていない事、ベンチのシーンはその中でもあまり重要とは言えない事から、感動の
 フィナーレを飾る表現材料としては力量不足です。
 特に過去の思い出に関しては、昔交わした約束がシナリオ上ほとんど機能していないので、それに伴う思い出
 の場所やアイテムという類のものも、うまく前面に生きてきません。これについては、過去の思い出の "核"
 となる確固としたものがなかった事が問題だと思いますが、ちょうどこの適格となるアイテムとして "和菓子"
 があったのですが、シナリオの中で重大な意味を備えたアイテムとしてうまく使われる事はありませんでした。
 特に和菓子は幼い義之と音姫の心の距離を縮めたアイテムだっただけにもったいないです。


C 由夢シナリオ (評価:D)

 あまりに淡白すぎるシナリオ。
 プレイした感じ、萌えを主眼に作る気まんまんっぽかったので、シナリオには重点を置いていないようです。
 といっても、萌えについて考えをあれこれ書くのもアレなので、シナリオと演出について。

 シナリオは実質的には、消える義之と悲しむ由夢、という材料だけです。音姫に由夢が嫉妬したり、音姫が
 義之を誘惑したりしていますが、本質的な部分で由夢がそれに悩んだりしているわけではないので、この
 シナリオでは音姫の絡むイベントに意味がありません。せっかく音姫が義之を誘惑しているシーンのCGを
 作ったのに全く重要な位置付けではありませんでした。
 材料の良し悪し以前に、材料自体が少なすぎるシナリオという印象です。

 ラストまでの道中、萌えに特化していたせいで、シナリオの構造という観点ではいろいろと無駄なものが
 満載でしたが、ラストのシーンではちょっとしたレリックを出してきます。
 すなわち、ラストの夕焼けをバックに由夢が立つシーンで、未来夢でみたシーンを再現していたのですが、
 ここはいっそ最後のデートのシーンを全部、未来夢でみたシーンの再現と言う形で演出してしまった方が
 いいと思います。というのも、本シナリオでは多者間衡量も内的葛藤もなく、単純に別れへの寂寞という
 感情が表現されているだけなので、限られた材料を最大限に使った演出を考えるに、由夢の "未来夢" と
 義之の "他者の夢をみる能力" をもっと使って、義之と由夢の感情のすり合わせにウェイトを置いた描き方
 をしてもいいのでは、と感じたからです。義之も由夢もシナリオの構造的な位置付けとして、義之が消え
 なければならないという問題に対して、自らアクションをとる事ができないので、いかに別れを演出するか、
 という部分でしか、シナリオのクオリティを上げていける部分がないと言えるので、この部分については
 惜しみない演出が期待されるところでした。

 ただ、シナリオを犠牲にして萌えに特化する方針で作り上げられているので仕方がないとは思いながらも、
 本シナリオのように恋人になった後で義之が消えていく、という展開ではなく、恋人になる前に義之が
 消えていく、という展開に私的にはしたいところです。
 由夢と義之がまだ恋人になっていない状態でかつお互いの気持ちに気付いているという設定、そしてラストの
 夕焼けをバックにするシーンで義之が由夢に告白、その言葉に由夢が答える前に義之は消えてしまう。
 義之に届ける事ができなかった告白の言葉を胸に秘めたまま、空虚な時間を過ごしていく――
 という展開にして、由夢が義之を想って一人で過ごす時間の方に重心をおいた描き方にしたいです。
 ただそうすると、義之消滅問題の解決を一律的にさくらのアクションに頼っているD.C.Uでは、2人の絆が
 義之を復帰させたという展開は不可能なので、バックグラウンドを根底から覆す事になりますが…。


D 美夏シナリオ (評価:B)

 シナリオは計画的に。

 材料はかなり良く、演出的にも悪くないと感じました。ただシナリオにおける登場人物の関係作りに
 粗悪な印象を受けるので、全体としてみると、どこかやっつけ感が残ります。特に沢井の弟は事故が
 起こるプレイ時間にして3分前ぐらいに出てきて、しっかり事故に遭ってそれだけ、というイベント
 専用キャラと化しているのに加えて、義之、美夏の関係を主軸に展開している中、沢井と義之の関係性
 が薄い事もあって、沢井自体も美夏と周囲の人間の見方を変えるためだけのイベント専用キャラとして
 使い捨てられている印象が弱くないです。

 美夏がロボットだとばれてから、義之と仲間を中心に徐々に美夏を擁護する雰囲気が広がっていき、
 沢井もそれに加わっていくのをみるのは、すごく面白かった部分だけに、シナリオ構造上の人間関係の
 構築にはもっと気を使って欲しかったところです。
 特にそれが災いしてラストの卒業式のシーンでは、登場人物間の具体的なイベントとして落とし込まれる
 ことなく、漠然としたハッピーエンドとなって帰結してしまっているだけに惜しいです。

 それから、メガネを外した沢井を見て、美夏は実は沢井の一族の誰かをモデルに作られたんではないか、
 とか考えましたが、特に言及している節はないようで…。


E 小恋シナリオ (評価:C)

 こちらもななかシナリオと同じく三角関係モノながら、変な要素が入らない分、素直でいいストーリー
 に感じました。三角関係といえばこれだろう!的なすれ違い展開に、ラストは仲間の協力でめでたく
 くっつくという流れ。良くも悪くも描き方次第、というシナリオですが、その点このシナリオは普通でした。

 これ以上何かしようにも材料的にデッドロックなので、これが一番まとまった形に見えます。
 演出の面では、すれ違いの場面を描いたCGがなかったので今ひとつ深みが足りないように感じた事と、
 小恋の心情描写にもっと厚みを出して欲しかった事。
 ただ、ほとんど印象に残らないシナリオです。



■ ベストキャラ


@ 雪村杏

 オレも耳を噛まれてーっ(謎


A 朝倉音姫

 音姉。いや、マジいいです。すばらしいです。
 まさに理想です!


■ 音楽

  前作のアレンジというのが結構あってよかったです。
 自分はキャラの名前やストーリー、タイトル名を忘れても一度プレイしたゲームの音楽は大体覚えている
 というタイプで、ゲームのBGMにはかなり注意を払っているんですが、今作は細かなアレンジの部分
 まで丁寧に作られているので聞き込んで楽しめました。
 朝倉(妹)のテーマ、天枷のテーマ、さくらのテーマ、男キャラテーマ?が前作のアレンジで、ななかの
 テーマ曲は "白河のテーマ曲" ではなく "ななかのテーマ曲" でした。
 それから、それぞれのキャラにテーマ曲があることはもちろん、それぞれのテーマ曲にピアノ又はミュー
 ジックボックスのカバー曲があってそれが重要なシーンで流れます。

 @ Strenuous lady (さくらテーマ)

  前作の曲をユーロっぽくアレンジ。
 前作の中にあったどこか子供っぽさを残した楽器の組み合わせから、フュージョンっぽい楽器の
 組み合わせになり、元気一色の曲になりました。今作では一番好きです。
 曲名は前作は『Strenuous child』ですが今回は『Strenuous lady』。
 "lady" になっても "strenuous" のようです。
 D.C.世界におけるさくらのストーリー上の位置付けは不変のようでw


 A 星空をみつめて

  夜に目覚ましをセットする時のテーマ。
 Circus はこの系統の曲が非常にうまいと思います。自室の夜という感じで落ち着いた曲調の中に、
 綺麗なピアノの旋律を優しく織り込んだイージーリスニング、スムースジャズ系の曲です。
 自分の部屋で夜に流したい一曲です。



■ 総評

 自分のプレイしたCircusのゲームというのは、キャラ、シナリオ、音楽、演出、テキストのパラメータ
 があって、その合計が必ず100になる、という印象です。つまり手持ちの100をいずれかのパラメータに
 振り分けてゲームが完成するという感じで、前作D.C.はキャラにウェイトがあって、今回はシナリオ、
 という感じで、決して傑作にはならない代わり、地雷にもならないメーカーと捉えていますw
 ただ、このメーカーのゲームはキャラと音楽、テキストは良いんですが、シナリオに美学がないのと、
 絵の構図や場面設定といった演出のセンスが致命的とまでは言わないまでも微妙すぎるので、心に届き
 にくい部分があります。特にアイテムに意味を乗せるとか、伏線を深く描くなどをほとんど意識していない
 ので、受け手がストーリーに "魅せられる" という事があまりありません。
 でも、商業的な作り方――人受けのいい作り方を心得ているので、全体でみるとハイクオリティなんですw

 今作は朝倉姉妹の設定を見た時点で、絶対、音姫が全体シナリオの中枢に関わると踏んで、それすなわち
 外すと見ていましたが、今作はシナリオを幾分重視していたので、結果として音姫シナリオが一番楽しめ
 ました。
 その分、キャラクターについては前作の縮小再生産とその組み合わせ、という感じなので前作ほどキャラが
 暴れた感触がありません。まぁ前作はキャラのためにシナリオがある、というつくりだったのですが…。
 この話とは全然関係ないですが、ななかが完全にことりの劣化版になっているのはかわいそうながらも
 笑ってしまいました。ことりと違ってななかの人の心を読む能力は相手に触れなければならないし、
 誰からも好かれることりに比べて、ななかは女子には嫌われていました。
 つまり、より現実的な存在になったという事でしょうw
 あと純一と音夢を足して2で割ったような由夢の普段の姿は、そこそこダメキャラでしたw

 また、さくらか!w
 とは言わないまでも、またしても問題の所在はこの小さな魔法使いにあるようです。
 故意ではないとはいえ前作であれだけの事をやらかして、今度は改良版の魔法の桜を初音島に持ち込み
 やがりましたw 絶対反省してないです。ハイ。アイシアにえらそうな事言えないです。
 ただ、そのおかげで義之は生まれる事ができたわけで、さくらの事情を考えるとさすがにかわいそうに
 思えてきます。一人時間の流れから取り残されて、老いた純一に髪を切ってもらっている姿は泣けてくる
 シーンでした。
 最後のシーンは少し謎です。ビッグベンを背景に桜の小枝を持って街を歩いている姿が出てきていますが、
 どういうまとめ方をしたかったのか製作者の意図が分かりません。一応、タイトル画面の理由付けとして
 出している事は分かるものの、詳しい経緯やさくらの細かな感情が見えてきません。

 本作で一番演出にセンスが出てきていたのが、タイトル画面。
 最初は昼間の風景に4人ならんでいますが、次には夕焼けの中に2人。この流れなら当然次は満月をバック
 にさくらが1人、と思っていると、 ――なんと。さくらの帽子だけでした。
 この画面を見たときマジでこわかったです。
 シナリオ上、さくらが魔法の桜に同化する事で魔法の暴走を止めたという事なので、消えていなくなった
 さくらを、路上に落ちた帽子が暗示しているのだと思っていましたが、ラストでさくらが外国の街並みを
 歩いているシーンから、その帽子はただの忘れ物であることが分かります。
 この部分にはホッとしました。

 最初、設定を見たときはどうなる事かと思っていましたが、完成度の高い面白いゲームでした。




【戻る】


inserted by FC2 system