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ラムネ (2005年6月11日 執筆) |
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見どころ: BGM
中古で1980。これといって面白い要素はなし。
■ プレイ
とりあえず七海ルート。
ほのぼのしている良いストーリーだ。前半で幼い頃を描き、そこで起きたイベントが現在まで引きづられている。
"みずいろ"と同様のパラレルワールド的展開だ。夜光塗料が塗られたサカナのバッジがキーアイテムとなって、
「秘密」と「貸し借り」をキーワードに展開していく。
主人公がバイクを持ち出した時点で薄っぺらい結末がアタマをよぎる。しばらくして的中。鬱だった。
もう予想が裏切られることはないだろうとプレイ続行。エンディングにたどり着く。感動的なエンディングを
演出するためにテキストは自動送りで、クリックを受け付けない。この"間"が大事なのだろう。そう感じて
マウスから手を離す。 …手を離す。 …手を離す。 テキストが続かない。…いや、画面が動かない。
…滞空時間が異様に永い演出だった。最後の最後で予想が裏切られたようだ。エンディングでは主人公が目覚める
と予想していたが外れた。目覚めなかった。
…主人公も、パソコンも。
パッチをあてなければ七海と主人公は幸せになれないようです。
その他のルートもプレイするが印象薄し。
■ キャラ
特に印象なし。
おまけについていた進藤がよかったです。
■ 音楽
素晴らしいです。
ねこねこソフトの音楽はスムースジャズ、フュージョン系の音楽が非常に多い。特にその中でも
季節感をモチベーションの中核に据えた曲の表現力は群を抜いて豊かな感じです。
特に、「渚80's」は素晴らしいです。
曲の出だしでは、夏の海の澄み切った清涼感を音の広がりに感じることができ、続くパートでは
少人数で波打ち際にてビーチバレーをしている姿を想像、さらに次のパートでは少し賑やかさを増し、
多人数でわいわいと遊ぶ情景を表現しているように感じます。締めはリピートして夏の海の景色だが、
Seashoreが省かれ、海の他に青空を連想することができます。
これらの変化は主に楽器の数(音の厚み)で表現しているように感じられ、その変化の節目がうまくぼかされて
いて自然なまとまりとして聞くことができます。それでいて曲の中にストーリーを感じさせる展開は本当に
見事です。
ねこねこソフトさんの公式ページに置いてあります。
http://www.din.or.jp/~nekoneko/dawn.htm
■ まとめ
渚80's。
これに尽きます。この曲が聴けただけでも買ってよかったと思っているものの上記のとおり公式HPに置いてあったり…
以上
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