死闘は凛然なりて  −第11話 「ロリコンと剣道バカ」−
 


















 ――ガチャ

 真っ暗な男子寮の部屋……開いたドアから廊下の照明が入り込む。
 俺は部屋に入ってくる人物に声をかけた。


     「…早かったな、理樹。」


     「悪いけど、直枝君はここには来てないわ。」
     「恭介さん。ここにいるのは私と二木さんの二人だけです。」

 顔を上げると白い日傘を持った西園と、手を腰に当てている二木の二人だけ。
 確かにそこに理樹の姿は見当たらない。

     「なら、他の奴らも理樹も謙吾とバトル中という事か――で、おまえらは?」
     「ここに来たのですから、目的は一つでしょう。」
     「――そういう事です。棗先輩、覚悟はいいですか?」

 西園の前に一歩踏み出す二木。
 ――二木の実力はすでに前回のバトルで証明済みだ。

     「"自分の想像のとおりに人を動かす力"、か。」
     「………」

 俺は目の前の二木を上から下まで視線を這わせる。

     「ちょっと…! いやらしい目で見ないで下さい!」
     「二木。やっぱりおまえは最高だな。」
     「んなッ!?」

 西園の想像する最強の二木――
 元々二木が備えていた身体能力を限界までバトルに活用できると仮定したらどうなるか。
 術者の能力によって投影の質に大きく差が出るはずだが、コイツは最高傑作だろう。
 それが俺の目の前にいる二木だ。

     「ケンカが強い上に美人で聡明――男連中が裏で噂すんのも頷けるぜ。」
     「そ…っ! そんなこと言ったって手加減はしません!」

 部屋に入ってきた時の二木の冷たい仮面は、今ではコロコロと表情を変えまくっている。
 西園の能力で強化されているにも関わらず自我はちゃんと失わずにいるのだ。

 絆の薄い並みの生徒じゃ西園の操り人形に成り下がるに違いないが…
 三枝の双子という事を抜きにしても、二木は俺たちリトルバスターズとの絆が強いのだろうか――

     「で、二木と西園――どっちから付き合えばいいんだ? 二人一緒は無理だろ?」
     「ご推察のとおりです。ほら二木さん、勇気を出して。ちゃんと目を見て言うのですよ――?」
     「なんですか! そのヘンな言い回しはっ!」

 おどけて言う俺と悪ノリする西園に真っ赤な顔で噛み付く二木。

 ――西園の想像によって強化できるのは同時に1人だけ。2人同時に戦う事はできないのだ。
 だとしたら西園が先にやられては残った二木の意味がない。
 二木、西園との二連戦か…。


     「本来なら理樹が絡まないバトルに大して意味はないんだが――
                 まぁいいさ。こいつはこいつで楽しそうだからなッ!!」


 俺は立ち上がると、手を天井にかざす。
 そして、創造する。



 ――!!?



     「ここは体育館? 何…? これはどういうこと…!?」
     「さっきまで恭介さんの部屋にいたはずなのに…!」

 俺たちがいる場所を変えた。
 男子寮の部屋から学校の体育館へと今いる場所を作り変えたのだ。
 ――俺が望めば、この世界は形を変えてくれる。

     「俺がこの場所を創造した。狭い部屋じゃバトルがやりにくいだろ?」
     「恭介さん…。あなたの力はこの世界を意のままにする事…?」

     「西園。例のノートに書かれた妄想にはまるで勝てる気がしなかったが…
                  おまえの想像と俺の創造――ガチのバトルと行こうぜ!」

     「――! 二木さん! 全力です! あなたの想いを思いっきり恭介さんにぶつけるのです!」
     「もう! からかわないでッ!」

 姿勢を低くして戦闘の構えをとる二木…!

     「今となっちゃ形の上だけだが…俺の武器はこれだぜっ!」

 ――バン!

 MP3プレイヤー(60GB)!――俺はそれを掴み取るとイヤホンを耳に装着した。
 耳に流れ込んでくるヒップホップなミュージック。
 そのリズムに誘われるように右足でタンタンと細かくリズムを刻んでいく。


     「棗先輩――悪い人ではないですけど、少しだけ痛い思いをしていただきます。」
     「ああ、いいさ。それより二木――」
     「?」
     「俺がお前に勝ったら、キスしていいか?」


 …二木の時間が見事に止まってしまった。 
 そして徐々に二木の耳が赤くなっていき、ボン!と音が出そうなぐらい一気に顔を真っ赤にした――

     「…え!? キスって…な、な、何を言ってるんですか! 大体なんで私が棗先輩なんかに…
      でもでも絶対私が負けるワケないんだから、そんな約束したって、わ、私は痛くもカユくも――」

     「ちなみに冗談な。」
     「え、エ、冗談? …じょうだん――冗談ですって!? ンの…ッ! 覚悟なさい、棗先輩ッ!!

     「へっ、ノってきやがったぜッ!――バトルスタートだ!!


 俺は笑いながら右足のリズムに加えて、腕を振り回して踊り狂う――















死闘は凛然なりて

−第11話 「ロリコンと剣道バカ」−
















     「イあああーーッ!!」


 ――ヒュン! ヒュンッ!

 二木の足が俺の目の前で何度も風を切る。
 だが、その鋭い蹴りが俺に命中する事はない――軽快なリズムに乗って俺の体は全て紙一重で避けていく。
 頭の隅々まで広がる音階に魂を委ねて前へ後ろへと体を逸らす。

     「Hey! 俺、KYOSUKE! カッコ21 年齢じゃナーイ ロリじゃナーイ♪」
     「せあ! ヒュッ…!え゙、 ロリって――」

 ――タンタン タタン! タン タタン!

 体育館にガンガン響き渡るヒップホップ。
 このMP3プレイヤーのテレビCMのように、俺は腰を前後させ足で床を踏み鳴らす!
 二木の上段回し蹴りに地を這うように頭を下げて、足払いには両足を真横に広げてハイジャンプ…!

     「…ッ! なんで私の攻撃があたらないのっ!?」
     「それはYO! 二木の攻撃ワンパターン! 頭の中もワンパターン♪」

     「なんですってッ!?」
     「……って、三枝が言ってたYO♪」

 ――ヒュッ! タンッ!

 二木の怒りの拳を背中を思い切り逸らせて回避…!
 続けてそのままのブリッジの姿勢から手をついてバックジャンプで距離をとる。

     「――Yes!!」

 脚を激しくクロスさせて、首を左右にシャッフルする。
 身体はいつだって縦揺れ――曲のリズムとほんの少し二木の攻撃にあわせて踊りまくる…!

     「――! まだまだよ…ッ」
     「二木、今度はこっちから行くぜッ!」


 ――♪♪♪…!

 俺はポケットに手を突っ込みMP3プレイヤーをいじって、さらに激しいアップテンポの曲を選択する。
 その曲に合わせて、俺の手、足、心、そして魂のテンションがトップギアに入った…!
 華麗な俺のタップダンスも体育館全体に激しく響き渡るほどだ!

     「きたぜ…来やがったぜ…ッ! 俺の熱いソウルがよっ! イ〜〜ヤッホーゥ!!
     「ヒ〜ッ!? もう、いったい何なのっ!?」

 両肘をリズミカルに上下させ、ハイテンションなステップを踏みながら二木へと仕掛ける…!
 もはや俺自身にも何を踊っているのか分からない…!

     「1…2…3――Check it!」

 ――ビュッ! ビュン! ダン!

     「――ふんッ…っ!――痛ッ!」

 一発目はターンの勢いで突き出した右からの手刀。その回転力を殺さず足払い、回し蹴りへとコンボをつなぐ。
 だが、二木に当たったのは3発目のみ。それも腕にかすっただけだった。

     「やるな…!」
     「これ以上、棗先輩の好きにはさせない…ッ!」

 肘を前に出してダッシュしてくる二木。
 スピードは上がっているが、それではさっきと同じだぜ!

     「はっ、そんなんじゃ――何! 消えた!?」

 サイドステップから繰り出した腕の先には誰もいない…!
 だったら二木はどこに――

     「棗先輩――上を見たら死刑…!!」
     「――ッ!」

 ――ズバシーッ!!

 二木が上空にいると理解した刹那――
 身体を空中で一回転させ、ハンマーのように振り下ろされる二木の右足を目が捉える!
 俺は頭上から襲ってくる重く鋭いかかと落しを両腕をクロスさせて防御した…!

     「このタイミングでも防御された…!?」
     「ああ、今のは防御力無視、会心の一撃だったぜ…!」

 目を見開いた二木は、もう一方の足で俺の腕を蹴って空中で一回転して着地する。
 だが、俺がその隙を見逃すはずもない…!

     「そらよッ」

 ――ビシッ!

     「キャッ!?」

 着地と同じタイミングでスライディングを足元に食らわせる!
 重心が全てかかった足を刈られてはどうしようもない。

 勢い余って頭から転びかける――
 が、二木は寸前に両手を地面につき、そのまま手を使って跳ね起きようとする!

     「大したもんだぜ! はっ!」

 スライディングの姿勢から俺も手をつき、ブレイクダンスのように両足を旋回させて二木の手を地面から刈り取る!

     「――ッ!!」
     「まだだ! 今夜は踊り明かそうぜ…ッ!」

 ――ドシッ! バシッ!

     「うッ…! ガッ!!」

 ヘッドスピンから繰り出す右足と左足の連撃!
 それを食らって動きが鈍った二木の身体を掴み、背中を地につけ両足で上空へと打ち上げる…!


     「ヒャッホーーーーゥ!!」

 ――バンッ!

     「キャァァぁぁぁーーーッ!!」

         :




     「うおっと…」

 ポス…


 空から落ちてくる二木の身体を床に衝突する前にキャッチ。
 お姫様だっこのように抱えると、ゆっくり床に寝かせて俺の上着をかけてやる。


     「うぅ…ん……棗せん…ぱい……………キ………」
     「悪いな。目覚めるときにそばにいてやれなくてよ――さてと、次のダンスのパートナーは…と。」


 パタン、と手にしていたノートを閉じると日傘を手に構えなおす西園。
 俺は制服のネクタイを弛めて、軽快にステップを踏み始める。

     「西園も壁の花にして悪かったな。手加減なしのバトルスタート――さぁ…踊ろうぜッ!!」
     「ふふっ…私が勝ったら気を失った恭介さんを強気受けにして、ヘタレ攻めの直枝さんとカップリング――
      ――約束ですよ? うふふ…ふふふ……あはは…あははははははっ!」

 そう言って静かに笑う西園の目は、どこまでも深く妖しく輝いていた。



             :
             :

























    (ついに理樹が来たのだ――)


 窓から差し込む月明かりを眺めながら俺――宮沢謙吾は顔を上げる。
 誰もいないはずの男子寮の廊下に誰かの足音が響いてきたのだ。
 この場所で随分と待たせてもらった――


 ――コツ、コツ、コツ…


 その角を曲がれば理樹からも俺の姿を確認する事ができるだろう。
 俺は理樹がやってくる方向に背中を向けて立ち尽くす。

 理樹は強くなった――
 俺にこうして挑むまでに成長してくれた。
 そして俺や恭介を倒してその強さを証明しようとしている。

     (だから…俺は全力で理樹に応えてやらなければならない。)

 最近ではあいつらと一緒に大はしゃぎしてバカやる事は、めっきりなくなってしまったが、
 またあの時のようにおまえたちとバカをやれたらいいな、なんて思っていた。

 それをこのイカれた世界でまたやれるというんだ。
 心躍らないわけがない。


 ――コツ、コツ、コツ…


 本音を言うとな、俺はずっとおまえらと遊んでいたかったんだ。
 あの日、恭介が引きこもったおまえに手を差し伸べて、そしておまえが笑顔を取り戻す過程を
 俺はこの目で見てきた。

 それは俺が恭介に救われるのと全く同じだったんだ。


 ――コツ、コツ……


 だから分かる。恭介と同じように、仲間の笑顔を取り戻してきたおまえなら…
 絶対に恭介になれる――このバトルで恭介を倒して証明してくれるはずだ。
 恭介を超えたお前なら…ナルコレプシーなどもはや敵ではないだろう。


 ――コツ……コツン。


 止まる足音。
 俺は理樹に振り返らずに喋り始める――


     「――直枝理樹。いいか、お前は無力な1人の少年に過ぎん。
      余計な事など考えるなよ。お前が克服すべきは弱き自己。忘れるな…
      イメージするのは常に最強の自分。お前にとって倒すべきは弱き自己像だけだ。」


 俺はリトルバスターズジャンパーを脱ぎ捨て、剣道着から腕を抜き、バッと上半身裸になる。
 今まで無駄に剣道で鍛え上げた肉体が露になった。


     「俺すら倒せないようでは自分になど勝てはしない。俺の背中に――ついてこれるか?」


 ――決まった。
 俺はうつむき加減にほくそえむ。なんてカッコイイんだ、俺は。
 気配で後ろの人物が息を飲むのが分かった。ああ、それでいい。この俺を見て…そして感じろ。

 両手の中に2本の竹刀を想像して、それを現実に投影させる。
 すぐさま両手に竹刀が生み出された。
 恭介ほどではないが、俺もこの世界ならある程度自分の思い通りにできる――

 戦闘準備を整えた俺は理樹の方向へゆっくりと振り返る。




 クド「………」
 小毬「………」
 来ヶ谷「………」
 葉留佳「………」



     「………(∵)」


 横一列に並んで唖然としている面々。
 いや、そんな事よりも肝心の理樹がいないじゃないかッ!

     「(姉御、姉御…。こういう時って笑ってあげるべきッスか?)」
     「(いや…ギャグとも本気とも判断できないからな。)」
     「えぇーい! 本気だとも! それより理樹だ。理樹はどこだ!」

 と、俺が叫んだところで、理樹は廊下の角からのんびり姿をあらわした。

     「あ、謙吾。待っててくれたんだね――って服着なよ! 女の子の前なんだからさ!」
     「よし。これはだな、理樹――」
     「うん、分かってるよ。みんなに持ちネタを一発披露したけど、盛大に滑ったんだよね?
      いつもみたいに見なかった事にするから元気だそうよ、ね?」
     「いや、違――」
     「謙吾には謙吾の良さがあるんだから、ムリしなくてもいいと思うよ? ほら、ちゃんと服着て――」
     「だから――」
     「僕はちゃんと分かってあげてるつもりだから、ね?」


     「………うっ……うっ……」


     「うわっ、謙吾泣いてるじゃない! みんな、どんなリアクション返したのさ?」
     「イヤ、だってサ、背中の腫れ物が痛いとかさ…」
     「違います、はるちゃん。俺の背中について来い、です。言語明瞭意味不明ですが。」
     「その前にもいろいろと語ってくれたがな。」
     「俺は無力だーって言ってましたっ」




     「茶番だぁぁぁぁぁッ!!」




     「うわあっ!? どうしたんだよ、謙吾?」
     「えーいッ! もう良いわっ! 理樹! バトル開始だ――!!」

 俺はただ、それだけを叫ぶと理樹の方向へ猛然とダッシュしていく――







             :
             :




     「おおおおぉぉぉッ!!」

     「アメフト部…突撃開始っ!」

 僕――直枝理樹の横にいる小毬さんの掛け声で戦闘の火蓋は切って落とされた。
 謙吾にも負けず劣らずの屈強な体格の男達が一斉に走り出す…!

     「神北ァーッ!! 理樹を出せ! 大将戦だぁぁぁっ!!」
     「チェスではまずポーンから動かすものです。」

 小毬さんは謙吾の叫びも気にとめず、サッカー部、テニス部にも指示を送る。

     「せいっ!」
     「うが!」「うおっ!?」

 ――バシッ!ベシン!

 竹刀を叩きつける軽快な音とともにアメフト部員は窓の外、廊下の奥へとたたき出されていく!
 まるで秋の落ち葉を竹箒で左右へ散らしていくように、謙吾の射程内が清掃されていく。

     「くそっ! くらえ、山猿バス――んがッ!?」
     「零式ドロップショ―ッ! んゲ!?」

 シュートを撃とうとしたサッカー部員とサーブの体勢に入ったテニス部員めがけて竹刀を投げつけた!
 ていうか、武器を捨ててどうするのッ!?

     「ボクシング部! 空手部! ――謙吾くんに突撃です!」

     「ふん!幻の左――ウボッ!?」
     「音速を…超え――ンゴッ!?」

 謙吾はナチュラルに拳で殴り返したっ!?

     「次ッ! 将棋部! 囲碁部!!」

     「王手…! ――って、何ィ!?」
     「くらえ! 神の一手――うわっ!何てことをッ!!」

 差し出された将棋盤のコマをつまんで王手返し! 囲碁はルールを知らなかったらしく碁盤をひっくり返した!

     「…! まだです。料理研究部! 購買部!」

     「見よ! これがリンゴのかつら剥き――うおぉぉぉ! 何だとぉぉ!?」
     「焼きそばパン1個120円になります――って、鬼ですかぁぁぁ!?」

 どこから取り出したのかリンゴと包丁で3秒とかからず、うさぎりんごを12個作り上げた!
 そして購買部のお姉さんには120円を全部1円玉と5円玉で支払ったッ!
 まずい…! 今の謙吾は無敵だ!

     「――ッ! 最終兵器――女子ソフトボール部!」

     「宮沢様…! 好きです! ずっとお慕い申し上げてきましたっ!」
     「ごめんなさいッ!!」

 告白してきた女子ソフトボール部の主将に勢いよく頭を90度下げた!


            :








     「どうした、神北? これで終わりか?」

     「…やってくれましたね。」

 謙吾が通った後には倒れて動かない者、泣いて地面にうな垂れる者しかいなかった。
 もはや一般生徒では謙吾戦の役には立たないか…!

     「なんと言うか…宮沢少年には勢いがあるな。」

 来ヶ谷さんの言葉を聞き流しながら、僕は次にどうすればいいか考えていた。
 みんな、ここに来るまでの戦闘でそれなりに疲れている状態――
 最後の恭介戦まで僕は体力を温存しておく方針だったがそうも言ってられないだろう。

     「どうしようか…。来ヶ谷さん、小毬さん、葉留佳さん。謙吾と戦いたい?」
     「いや、遠慮しておこう。残念ながらもう体力がないのだよ。」
     「右に同じ。」
     「以下ドーブン。」

 小毬さんの場合は元々戦闘力が高いわけではない。
 一方で来ヶ谷さんも葉留佳さんも体力を消耗しすぎている。

     「…仕方がないね。ついに出番が来たんだ。」
     「とうとう…本気の目をした、りきが見られるのですねっ」

 目を輝かせるクドに僕はなるべく爽やかでクセのないように言い放つ。

     「――というわけなんだ、クド。ホントに悪いね!」
     「わふーーーーーっ!?」











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